1.通常はローラー幅(WL)が搬送物の幅(W)より、
50mm程度大きくなるように(図-1)選定します。
2.コンベア幅(コンベア外幅)はローラー幅(WL)
+70mmとなります。
※ただし、荷物の底面が平面で安定している場合はオーバーハング(搬送物の幅がローラー幅よりも広い場合、図-2)での使用も可能です。この場合は、ローラー幅が搬送物の幅の70%以上となるように選定してください。
なお、アルミローラーコンベアを2条以上で使用する場合(図-3)は弊社までご相談ください。
1.通常、1個の搬送物に、常にローラーが
3本以上接している(図-5)必要があります。
2.搬送物がダンボールケース等ではない場合、つまり、ローラーに接する面(底面)が平面で無い場合(例、新聞紙、雑誌など)や、不安定形状のもの(例、小麦粉や米、豆など粉、粒状の物が袋詰めされた物など)はローラーピッチを別の側面からも検討する必要がございますので、弊社までご相談ください(通常はローラーピッチを狭めて対応します)。
3.搬送物の重量を、
ローラー1本当たり20kg以下で支えるようにしてください。
つまり、3本で支える場合は、搬送物の重量(許容積載荷重)は60kgまでOKとなります。ただし、底面が平面でも極端に搬送物が硬い場合(例、プラスチックコンテナー、パレット、金属ケースなど)は、ローラー3本で均等に重量を支えることができない場合があります。
この場合は2本のローラーで支えると考えますので、搬送物の重量(許容積載荷重)は40kgまでOKとなります
4.衝撃荷重(Ⅳを参照ください)が加わる場合は、搬送物の重量に安全率を乗じて、ローラーにかかる荷重を計算してください。
1.コンベアの脚の取り付けは、1.5m及び2mのコンベアについては両端2点での支持、3mのコンベアについては両端2点、または、中央を加えた3点での支持となります。(図-6)3mのコンベアで3点支持とする場合は、1.5mの場合の両端2点支持と同じと考えてください。支点間の耐積載加重は、表の通りとなります。(表-1)
2.カーブコンベアの場合は、両端に加えて、必ず中央部分も支持してください。つまり3点での支持となります。
3.衝撃荷重(Ⅳを参照ください)が加わる場合は、搬送物の重量に安全率を乗じて、フレームにかかる荷重を計算してください。
アルミローラーコンベア上を搬送物が移動するだけの場合はⅠ~Ⅲの選定、検討でよいのですが、アルミローラーコンベアの使用に際して、衝撃加重が加わる場合、適宜、搬送物の重量に安全率を乗じて、許容荷重を検討する必要があります。(表-2)
そのほか特殊荷重、特殊使用条件がある場合には、弊社にお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ先:03-5767-0101(平日9:00~17:00)